コートの周りを取り巻く、華やかで浮ついた空気。
どうせ、そんなの俺には関係ないし。
て言うか邪魔なんだよね、アンタたち。
あーうぜえ。









シュガーレス










今日は、いわゆるバレンタインってやつ。
コートの周りに群がる女子の集団は、それぞれ思い思いの相手にチョコレートという名のあま〜い欲望を手渡そうと、檻の中、もといコートの中の獲物をコシタンタン……って、どう書くんだっけ?
まあいいや。とにかく、獲物をすんごい勢いで狙ってんの。
よくやるよね。


俺だって、ひとつも貰えないってわけじゃあないけど。
なんて言ったって王者立海大の期待のエースだし?
けどさ、年下のオンナノコたちや、同級生の女子たちの黄色い声の対象は、3年の先輩たちなわけで。
俺に寄って来るのは、年上のオネエサン方。
でもアンタたちだって、どうせ俺のことを本気で好きなわけじゃないんでしょ。
「年下のカワイイ後輩」に構ってあげてるっていうシチュエーションが好きなだけで。
その「カワイイ後輩」にたまたま俺が当てはまっただけ。
別に俺じゃなきゃ駄目ってわけじゃないじゃん。


「切原く〜ん!!」
「おっなんすか?」
「はい、これチョコレート。切原くんにあげるね!」
「マジっすか!?やりぃありがとうございます!」


名前どころか顔すらも知らない先輩が、俺にチョコレートを差し出してきた。
俺が得意の営業スマイルでそいつを受け取ると、先輩は向こうで待っていたらしい友達らしき人たちの
ところへ走り去っていく。
「やったじゃん」とか「めちゃくちゃ可愛いんだけど!」とか、甲高い声が聞こえてくる。
俺がそちらをじっと眺めていると、先輩たちが俺の方振り返って。
手を振ってみると、きゃーってまた耳障りな音が聞こえてきた。
はいはい。これで満足ですか。


俺の手の中に残されたのは、ご丁寧にピンク色のど派手なリボンがついたかわいらしい箱。
コレ、どうやって解くんだ?
こんな中身のないチョコの存在なんて、ホワイトデーだなんてわざわざおせっかいに用意された日まで覚えているはずがないし。
どうせあの人たちだって、1週間もすればこのチョコレートのことだって綺麗さっぱり忘れちゃうんだろ。
このチョコを渡したことで、あの人たちの儀式はそこで終了。
ああ、そう言えばどっかの可愛いオトコノコになにかあげたなーくらいなもんで。
まあ貰ったもんはありがたく食べさせてもらいますけど。
ま、俺もそれで単純に舞い上がったり、逆にそれを疎ましく思うほど、子供じゃないってこと。
単に、あの人たちの無邪気な遊びに付き合ってあげてんの。
でもさ、俺が欲しいのは、こんな遊びのチョコレートなんかじゃなくて。
たったひとりのオンナノコが、たったひとりの俺のために用意してくれた、心の篭った……なーんてね。


貰ったチョコをベンチの上に置いて来て、そろそろコートに戻るか、なんて思ってラケットを手にすると
ふと視線の端に見慣れた顔を見つけた。
あれって……じゃん。


同じクラスのは、すっごい可愛いわけでも、もの凄いスタイルが良いってわけでも、めちゃくちゃ頭が良いわけでもない、本当にフツーの奴。
クラスでも目立つグループとかじゃないし、どっちかって言うとおとなしすぎて地味なタイプ。
俺がクラスの奴らと馬鹿やってたり授業中に先生に怒られたりしてると、でかい声でケラケラ笑い出す奴や、呆れたような目で見てくる奴らの後ろで、静かに声を出さずに微笑んで俺のことを見ている。
そんな奴。


そんなが、コートの中心……3年の先輩たちが打ち合っている様子を、熱心に眺めている。


……なんだよ。
結局アンタも、他の奴らと同じなんじゃん。
馬鹿みてー。
ちょっといいな、なんて思ってたのによ。


ラケットを肩に載せての方へと歩いて行くと、俺に気がついたが「あ」と言うような顔をした。


「あれっ切原くん」
「どうも、サン」
「あっそっか、切原くんもテニス部だもんね。お疲れさま」


なんだよ「切原くんも」って。
他に誰がテニス部だって言うんだよ。
ニコニコと笑っているに、俺も笑い返す。
ただし、さっきみたいな営業スマイルじゃなくて、思いっきり嫌味で相手を小馬鹿にしているような奴ね。


「なに。アンタもあの人たちと同じなわけ」
「え?あの人たちって?」
「で、アンタは誰が目当てなの?」
「え、目当てって……切原くん、なんのこと?」


でかい目をきょとんとさせてとぼけるに、俺のイライラは募ってくる。
ちょっと可愛い、なんて思ったりしたのを、胸の底に押し込んで。


「誰か待ってるんだろ。呼んで来てやるよ。誰?」
「あ、えっと……」
サンなら、柳生先輩とかお似合いって感じだけど。柳先輩とかも」
「あ、違くて」
「何?じゃあやっぱり仁王先輩か丸井先輩なの?俺は桑原先輩も結構イイ男だと思うけれど」
「あ、えっと、じゃあ……真田先輩、呼んでもらえるかな?」


……は?


まさかそんな……なんて言ったら殺されるか。
まさか真田副部長の名前が出てくるなんて思わなかったもんだから、俺はあっけにとられてしまった。
だってそうじゃん。
そりゃ、部の先輩として、同じテニスプレーヤーとしては尊敬してるけどさ(いつかぜってー潰すけど)
今日みたいなバレンタインとか、そんな華やかでドキドキワクワク〜みたいなイベントとは縁がない……どころか、全くの対極にいるような人じゃん。
なに?はあんな感じがいいの?
時代錯誤で暑苦しくて、頭が固い感じ。


「あ、やっぱり部活中だし邪魔だよね。いいよ、終わるまで待ってるから」


俺が黙り込んでいるからか、は困ったように笑って。
終わるまでって、そんなに真田副部長のこと……。
さっきまでの威勢のよさもイライラも一気に消え去ってしまって、呆然と立ち尽くしていると、背後から
今いちばん来て欲しくない人物の声が聞こえて来た。


「なにをしている赤也!!」
「げっ副部長……」


いつの間にか俺の真後ろに立って、鬼の形相で俺を見下ろしている真田副部長。
なんでそんなに顔に影がくっきりと浮かぶわけ。
そんな副部長を見て、が「あっ真田先輩」って顔を綻ばせた。
なんだよそれ。
そんな明るい顔、俺の前じゃしたことないじゃん。
そんなに気がついた真田副部長も、驚いたように「ではないか。どうした」なんて声を上げた。
副部長の方も、俺には絶対に掛けてくれないような、どこか柔らかい感じのする声でさ。
(いや、俺にそんな声掛けてもらったところで、気持ち悪くて仕方ないけど)
あっそう。
ふたりは既に、そーゆう仲なのね。
じゃあ邪魔者は退散しますよーっと。


俺は黙って、コートの中へと入って行った。
さっきまで真田副部長が指示していたコートの真ん中では、他の先輩たちがニヤニヤと副部長との方を眺めていた。


「なんじゃ赤也。真田に女の子取られてしもうたんか。残念やったのう」
「煩いっすよ仁王先輩。別にそんなんじゃないっす」
「仁王くん。取られただなんて、女性をモノ扱いするのは感心しませんよ」
「……いちいち細かい奴やのう。言葉の綾じゃろうが」
「はは、さすが紳士っすね、柳生先輩」
「彼女は。赤也と同じクラスで、真田と同じ飼育委員だったな」
「……なんでそんなことまで知ってるんすか、柳先輩」


て言うか真田副部長、飼育委員だったのかよ。
あの顔でウサギの世話とかしてるわけ?
思わずその図を想像してしまい、俺の背筋を冷たいものが駆け巡る。
……大丈夫か、ウサギ。


「おおっ!なんか真田に渡してるぞ。チョコじゃん。チョコだよな。やるな〜真田。いいな〜」
「お前はさっきまで散々貰って、早速全部食ってたじゃねえか」
「食べ物は、あればあるだけ幸せなの」
「……お前にチョコを貰う資格はない」


どうでもいいやり取りをしている丸井先輩と桑原先輩は無視して、そっとふたりの方を振り向くと……。
が笑顔で真田副部長になにか手渡しているところだった。
今日という日にあんな状況で渡すものなんて、丸井先輩の言う通りひとつしかないし。
それを受け取る真田副部長も、申し訳なさそうって言うか、まんざらでもなさそうな顔してるし。
あーなんだ、この嫌な感じ。
なんで俺ヘコんでるわけ?
別にのこと好きだったとか、そんなんじゃないし。
分かってたじゃん、俺に求められている役割なんて。
分かってたはずなのに。
の目の前に立つ真田副部長を俺の姿に入れ替えて、頭の中で思い浮かべたりして。
気持ち悪いっつの、真田副部長の変わりだなんて。


そんなわけで、今日の部活はサイアクだった。
ランニングでは転んでビリになっちゃうし、試合では桑原先輩に負けるし、真田副部長には「だるんどる!」だのなんだの怒鳴られるし(これはいつものことか)
あーはいはい。いいよな、自分は。
そりゃあ、部活にも力が入りますよね。
結局、俺にはテニスしか残ってない。
残ってないのに、そのテニスもこんなボロボロで。
どうすりゃいいっての。


「おつかれっす」


いつも以上に疲れた体を引きずって、先輩たちよりも先に部室を後にした。
先輩たちは今日貰ったチョコの数だとか、彼女のくれた手作りチョコの自慢とかしてて。
とてもそんな輪の中に入れる気分じゃないっつの。
そうして暗くなった校舎を背負いながら校門へと向かっていると、ふと俺の先を歩く小さな後姿に気が
ついて。
俺は無意識に走り出していた。


っ」
「え、あれっ切原くん」


名前を呼ぶと同時に肩を叩くと、振り返ったは驚いたように口を開けた。


「あ、こんな時間まで部活だったんだ。大変だね。お疲れさま」
「そう言うアンタこそ、なにやってるの。あ、真田副部長か」
「え?」
「副部長ならまだ部室に残ってたよ。入って行ってもいいんじゃない」
「え、なんで」
「なんでって……」


さっきのようにとぼけた顔をするに、また俺はムカムカして来て。
あれだけ見せ付けておいて、今さら誤魔化す必要もないじゃん。


「真田副部長の彼女なんでしょ?アンタ」
「えっ」


自分で口にしておいて、吐き気がして来た。
いや、それは別に、相手が真田副部長だからって言うんじゃなくて。
口にしたら、それを本当に認めなくちゃいけないような気がしたから。


「なに言ってるの?私が真田先輩のって……違うよぉ!」
「は?」


慌てて首を振るは、相変わらずとぼけている……ってわけでもなさそうだ。
て言うことは、まさか!?


「えっもしかしてフラれちゃった!?真田副部長に!?あーでもあの人、おカタイもんな……。
『不純異性交遊なんぞ、たるんどる!』みたいな」
「え、ふ、不純?」
「まあ相手が悪かった。悪すぎだよな。気にすんなよ」


そんな風にいいながら、俺は心の奥底でほくそ笑んでいた。
これって漬け込むチャンスじゃん?なーんて。
はは、俺ってどこまでもサイテーな奴。
てか、別にこいつに漬け込む必要なんてないし。うん。


「切原くん……なにか、誤解してない?」
「は?」


自分の思考を遮られて思わず不機嫌な顔をしたら、がびくっと怯えたように震えた。
慌ててごめんって謝ると、は俯いて小さく「ううん」って……なんだか気まずい空気が流れる。


「誤解って、なにが誤解なわけ」


その場を取り繕うように声を上げると、も安心したように顔を上げた。


「もしかしてさ、私が真田先輩のこと好き……とか、思ってる?」
「は?違うの?」
「違う!」


の質問に即答すると、も大声で即答した。
顔赤くしちゃって……かーわいいの。


「だって、さっきチョコ渡してたじゃん」
「ええ?渡して……あ」


俺の言葉に怪訝な顔をしたは、なにかを思い出したかのように声を上げた。
かと思うと、あははって笑い出して。
いつもみたいに、声を出さずに静かに笑う、てのとは全然違う奴。
そんな初めて聞くの笑い声に暫く呆気に取られていたんだけれどさ。
なんかまたイライラして来た。
なにそれ。俺のこと馬鹿にしてんの?
違うって言うんなら、なんだって言うんだよ。
だって、あのとき確かに……あれ?
あれって、確かにチョコレート……だったっけ?
丸井先輩が「チョコじゃん」って言っただけで……。


俺が睨みつけていると、はまた慌てて笑うのを止めて、ひとつ咳をした。
なんだかその様子がすごく可笑しくて。
別に怒ってるわけじゃないんだけれど、俺はそのままコイツのことを睨みつけたままにしておいた。


「あれ、ノートだよ。委員会のノート」
「……はあ?」
「今日、飼育委員の会議があったんだけれど、真田先輩部活だったでしょ。だから、委員長に議事録を渡してくるようにってお願いされて」


ノート……なにそれ。
なにそのオチ。
普通、ノートとチョコレート見間違えるか?
いや、丸井先輩なら見間違えるな。
あの人テニスの他は食べ物のことしか頭にないし。
それに、今日は世間ではバレンタインなわけで……普通、思うよな?


「それだけ?」
「それだけ」
「実は、真田副部長のことが好きーとか」
「ないってば。だって、先輩とは委員会の他に話したことなんてないし」
「はあ……」
「それに真田先輩って、なんかちょっと……恐いし」


そう言うと、は「これ、内緒ね」って気まずそうにはにかんだ。
やばい。
すっかり力の抜けている今の状態の俺に、この顔はやばいよ。
動揺しているのを悟られないように、次の言葉を捜した。


「ふーん。じゃあは今日、誰にもチョコあげてないわけ?」
「そういうわけ。切原くんは、きっとたくさん貰ってるんだろうね」
「別に、そんなん嬉しくねーし」
「えっそうなの。あ、他に好きな子がいるとか?」
「そ、そんなんじゃねーよ。別に」
「そっか。切原くんって、意外と硬派なんだね」
「……はあ?」


おいおい。いつの間にか、今度は俺の方が質問攻めにされてるじゃん。
隣をゆっくりと歩く、に全神経が集中されてて。
「他に好きな子が」なんて聞かれて、思わず横にある顔をじっと見つめてしまった。
いくらなんでも、俺って単純すぎじゃね?
が真田副部長を好きじゃないって分かったからってさ……。


「て言うか、アンタはなんでこんな時間まで残ってたの」
「あー……私は図書館に本返さなくちゃいけなくて。そのまま図書館で本読んでたんだけど……。
気づいたら熟睡しちゃって」
「へー意外。アンタはもっと真面目なのかと思ってたよ」
「ふふ。お互いに発見、だね」


そうやって笑うの顔が、なんだかすんげー愛しいっていうの?
見てるだけで、胸がきゅうっとする感じ。
お互いに新しい一面を発見ってさ、なんかものすっげー青春っぽいじゃん。
まあ「硬派」ってのはなんか違うんだけどさ。


「ああ、発見って言えばね」
「なに」
「図書館に行くまで、暫くテニス部の練習見学させてもらってたんだけど……切原くん、すっごい
かっこよかったなぁ」
「はあ?どこが!?今日なんて調子サイアクで、失敗だらけで、試合も負けるし」
「真田先輩に怒られてたしね」


全部、アンタのせいじゃん。
口には出さないけれど、むくれた顔でを睨んでみるけれど、コイツはなんだか嬉しそうにニコニコ
していて。
俺の睨みも、さっきみたいにはもう効かないみたいだ。


「切原くんってさ、お調子者って感じで教室ではいっつもふざけてたり。授業中は寝てるか漫画読んでるかのどっちかって感じだし。面白い子だなあ、仕方ない子だなあって思ってた」


……あの微笑みの下で、そんな風に俺のこと見てたのかよ。
アンタって意外と……もういいや。


「でも、今日部活中の切原くんを見てさ。失敗ばっかりだったかもしれないけれど、ああ頑張ってるんだなあって思った。いつもふざけてる切原くんが、どんなに真田先輩に怒られても、逃げたり投げ出したりしないでさ。テニスのこと本当に好きなんだ、真剣にやってるんだって、すごく伝わってきたよ」


俺の顔を見上げながら、しっかりと言葉を吐くに。
俺の心臓は、これ以上ないくらいに、高鳴っていた。
今までロクに話したこともなかったクラスメイトが、俺のことをちゃんと見てくれていて。
そんな風に感じてくれていたってことが。
すっげー嬉しいんだけれど、すっげーこそばゆい感じ。
俺がなにも言えなくなって視線を泳がせていると、がポケットをごそごそと漁りだした。


「切原くん、これあげるね」


差し出されたのは綺麗にラッピングされたチョコレート……じゃなくて、ひと粒の飴玉。
ぼうっとしている俺をよそに、はもうひと粒取り出すと、それを自分の口の中に放り込んだ。


「運動した後は、糖分って言うでしょ」
「……バレンタインなのにさ。飴玉ひと粒ってのもないんじゃない?しかもでっかく『シュガーレス』って
書いてあるし」
「えっうそ?そっか。えー……でも、これしかないし……どうしよう。最後の一個食べちゃったし……」


俺の言葉に本気で考え出したが可笑しくて、そんなを笑いながら、俺も飴玉を口の中に放り込んだ。
口の中に広がる、甘ったるい味。
無糖の割には、結構甘いんじゃん。
今、の口の中にもこれと同じ味が広がってるんだ、なんて考えるだけで、思わずニヤけてくる。


「まあ今年はこれでいいや」
「えー今年は?」
「そう、今年は。来年はすっげーの期待してるから」
「うーん。すっげーのかあ。なにを用意すればいいのかなあ」
「とりあえずさ、来年なんてまだまだ先じゃん。先ずは明日、また練習見に来てよ」
「え、練習?いいの?」
「だって、今日のが本当の俺だなんて思われたくないし。明日はさらにかっこいい俺を見せてやるから」
「本当?じゃあしっかりと見学させていただきますね。ふふ」


白い月の下で、そんな他愛もない話。
あま〜いバレンタインって言うわけにはいかないけれど、こんなのも結構アリかなーなんて。
たったひとりのオンナノコが、たったひとりの俺のために用意……ってわけではないけれど、心は篭っていると思う。
だってが、俺のことをちゃんと見てくれていたっていう証でしょ?


来年のバレンタインなんて、真田副部長……じゃなくて、鬼が笑うっていうの?
ただでさえせっかちな俺が、待てるはずがないし。
あ、そのために、わざわざ一ヵ月後にホワイトデーなんて日が用意されてるのか。
さあて、じゃあなにを返してやろっかな。
まあせいぜい、覚悟しといてよね。














070214 Happy Valentine!!